マタニティでも和婚はできる!注意点やメリット・デメリットを紹介!

妊婦さんでも和婚・神前式をすることはできます。

2つのおめでたで大変なことも多いと思いますが、嬉しさも2倍ですよね!

 

嬉しい反面、心配も。

妊婦だから和装するの心配です・・・

不安も多いと思いますが、大丈夫です!!

その理由をこれから説明していきますね。

マタニティ和婚のメリット

実は「妊婦さんこそ和装で和婚がおすすめ!」なのです。

なぜそう言えるか?妊婦さんが和装を着るメリットを順番にご説明します。

和装ならお腹が目立たない

和婚の代表的な着物は打掛ですね。

打掛とは、掛下(かけした)と呼ばれる着物の上から羽織っている状態なので、お腹が目立ちにくいのが特徴です。

打掛はコーリンベルトと呼ばれるベルトで両サイドをとめているだけなので、紐で縛るようなキツさも少ないのがポイント。

和装なら着られない衣装がない

着物は細身のかたも、ふくよかなかたも、それほどサイズは変わりません。特に打掛の場合は羽織っているだけなのですべて同じサイズです。

 

ドレスの場合は、マタニティ用のドレスを選ぶ必要がありますよね。

でも、和装の場合はマタニティ用の着物は存在しないので全ての着物からセレクトが可能。

洋服の場合は立体的に作られていますが、着物は立体的に作られていないので幅広い選択が可能なのです。

 

紐で縛ったり帯で結んだりして、体型に合わせて着付けることができるのです。

筆者の経験から、9ヶ月の臨月の花嫁様でも打掛なら着られますよ!

 

しかも最近は「クイック和装」という帯がマジックテープの簡易バージョンも存在しますので、帯結びも振袖ほどキツくないので安心して着付けしてもらえます。

 

衣装選びの際にすべての衣装の中から選ぶことができ、しかも当日のお腹のサイズで着られなくなるというリスクすらありません。これは嬉しいですね!

 

和婚の衣装に関して詳細はコチラ

【解説】和婚の衣装と種類-花嫁の和装と男性の袴を分けて説明します

マタニティ和婚のデメリットは?

季節には気をつけよう

気を付けるべきは暑さです。やはり「真夏の和婚は控えるべき」です。

 

マタニティではなくても真夏に打掛を羽織っての和婚では、暑さで体調を崩されるかたが少なくありません。

安定期などのスケジュールも大切ですが、真夏、真冬はなるべく避けましょう。

 

やっぱり「春、秋のシーズン」がイイですよね。

ちょうどつわりで苦しい時期だったりで、どうしても真夏や真冬になってしまう場合は、結婚式場などの室内に神殿がある会場を選ぶのがおすすめ。

 

現在は空調施設がしっかりしているので、神社などの外の会場より安心です。

なるべく軽い着物を!

打掛の重さは相当なものです。打掛だけだと平均5kgほどですが、身に着けるものは他にも

  1. 肌着
  2. 長襦袢
  3. 掛下
  4. 打掛

なんと5枚も着ています。打掛だけで5kg、さらに「+α」で重みを感じることでしょう。

 

豪華な打掛になると、10kgを超えるものも存在します。刺繍が豪華だったり、金糸が多く入っている着物ほど重いので、選ぶときに注意しましょう。

一般的に色打掛より白無垢の方が軽いので、プランナーさんと相談しながら決めると良いでしょう。

 

一方、ドレスの重さは平均3〜4kgと言われています。やはり、打掛に比べると軽いです。

(※レースやビジューなどデコレーションが多いドレスは5kg以上になることもあります)

かつらより洋髪がおすすめ

やはりこちらも重さ問題。かつらは最近かなり軽量化が進んでおり、1kgを切るものも多くなりました。

 

とはいえど、約1キロのものを頭に乗せさらにかんざしも乗せ、式の間にはなんと綿帽子までかぶるとやはり重いです。

これは妊婦さんでなくても大変です。かつらは控えたほうが無難でしょう。

 

洋髪の場合、自分の髪の毛なので、重さを感じる方は少ないと思います。

髪に飾るかんざしもかつらほど重くなく、生花や造花のかたも多いので、重さが苦になることはほとんどないでしょう。

 

せっかくの和婚、ぜひかつらも被っていただきたいとは思いますが、くれぐれも体調に合わせて決めていただきたいですね。

 

神前式・和婚の髪型の種類についてはコチラ。

【和婚】3種の髪型を徹底解説!どの髪型が人気?顔のタイプ別で似合う髪型を伝授

マタニティ和婚の注意点

スタッフには妊娠していることを伝えておきましょう

和婚当日は、介添さんや巫女さんが新郎新婦のそばでお世話をしてくれます。

 

進行や案内などもすべてお任せしていれば、あとは言われたとおりに動くだけです。逆に言うと、自分のタイミングでトイレへ行ったり、飲み物を飲んだりと勝手に動くことは難しくなります。

 

妊婦さんの場合は、トイレが近くなったり、体調がすぐれないときもあるでしょう。その場合は、絶対に我慢しないでスタッフさんへ伝えてください。

どんなに体調が良くても前もって、スタッフにはマタニティであることを必ず連絡しておきましょう。

 

特に和装でお手洗いに行くときは、衣装を汚さないよう注意する必要があるので、その点もスタッフに伝え配慮してもらいましょう!

【解決策】神前式のトイレ課題|トイレが近い花嫁向けの具体的対策

ゆとりのある時間配分にしてもらいましょう

妊婦さんは、緊張などで急に体調を崩す可能性もあります。

スタッフさんに「妊婦です!」と伝え、必要なスタッフ内で共有してもらいます。

 

当日安心して和婚に臨むために、トイレへ行くタイミングが作れるよう支度の時間を多くとってくれたり、挙式終了後に少し休憩の時間を設けてくれたりします。

 

挙式の20分ほどでも、緊張や打掛の重みでかなり疲れます。その後にさっと打掛を脱がせてくれたり、飲み物を持ってきてくれたり「ホッ」とできる時間はとても大切です。

 

「参列のかたをお待たせしてはいけない」などと、スケジュールをキツキツに詰めてしまうとこういった時間が取れないことも。

体調を崩してしまっては、本末転倒ですよね。

 

介添さんや巫女さんはみなさん熟知してますので、なんでも相談してみてくださいね。たくさんフォローしてくれると思いますよ!

マタニティなら「和装で前撮り」もおすすめ

妊婦さんは和装での「前撮り」「撮影のみ」もおすすめです。

前撮りでは

  • スタジオ
  • ロケ

があります。

スタジオ

スタジオに関しては、ほとんどの場合、併設のブライズルームがあり、そこでお支度をします。

撮影は隣のスタジオで行うので、移動の必要はありません。

 

参列者がいるわけではないので、自分達のタイミングで撮影することが可能です。

 

お腹が大きくなる前に、撮影だけ先におこなうことも可能ですし、つわりで途中で体調を崩したとしても撮影を中断して横になることだって可能です(意外とよくあるんですよ)

つわりが重く、体調が心配というかたはスタジオがおすすめです。

ロケ

ロケ撮影の場合は、和室のあるロケ先を選ぶのがおすすめです。

和装の人気のロケ先といえば日本庭園のある公園などが多いと思いますが、その中にも茶室(和室)を持っている庭園もあります。

 

撮影用に和室が借りられるロケ先なら、体調がすぐれない場合は休憩できて安心です。

和室が無い場合、休憩する場所がなく打掛を脱ぐこともできず撮影が中断なんてこともあります。

せっかくロケに出かけたのに残念~!

和室があるロケ先なら、スタジオと同じように着物を引きずった状態で撮影も可能ですし、人気の正座したポーズなども撮影できます。

 

ロケだけより撮影の幅が広がって、さらに体調を崩した時も安心!とてもお得ですよ。

ただし、和室のある日本庭園はかなりの人気です!早めの予約必須です!

 

和婚の前撮りの詳しい情報は以下の記事にまとめています。

【後悔しない】結婚式(和婚)の前撮りは?プランや相場、おすすめのポーズなど紹介

まとめ

妊婦さんならではの心配事も多いと思いますが、マタニティの方にこそ和婚をおすすめしたいです。可能であれば、安定期になってからがオススメです。

暑すぎず、寒すぎずの日程でぜひ和婚を叶えてくださいね。